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3DSとは

歯科医院で守る全身の健康

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3DSってなに?

3DS(スリーディーエス)はデンタル・ドラッグ・デリバリーシステム(Dental Drug Delivery System)と呼ばれるもので、薬剤を使って歯の表面にいる細菌(虫歯菌や歯周病菌)などを殺菌することで新たな細菌の付着や増殖を効果的に防ぐことが出来るシステムです。

お口の中をどんなに一生懸命磨いても多少の細菌は歯の表面に残ってしまいます。その細菌を3DSにより可能な限り殺菌すると・・・

むし歯や歯周病を予防できるだけでなく、口腔内から全身に細菌が巡って身体全体に悪影響を与えることを予防することができます。
mouthpeas02 歯の表面をPMTC等で徹底的に綺麗にしたあとに専用のマウスピースに殺菌薬を入れて5分待つだけの簡単な施術方法です。こんなに痛くもなく、簡単な治療なのに効果は絶大。虫歯や歯周病のリスクが高い方にお勧めです。
3DSを行ったほうが良い方
大人の場合
・むし歯、歯周病になりやすい、むし歯や歯周病で苦労している(きた)方。
・詰め物、被せ物などの治療痕が多い方
・矯正治療やインプラントを始めようと思っている方
・妊娠予定や授乳中でお子さまをむし歯にしたくない方
・ご自身の口腔ケアに自信のない方
・お口や全身の健康に万全を尽くしたい方
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こどもの場合
・むし歯になりやすいお子さま
・すでにむし歯が多数あるお子さま(3DSはむし歯治療後になります)
・乳歯から永久歯への感染予防
特に3DSを行ったほうが良い方
妊娠している方

baikin02分娩には体内で分泌されるサイトカインという物質が関与しています。歯原性菌血症(詳しくはこちら)の影響によるサイトカインの発生量が基準を超えてしまうと、母体に誤ったサインを送ることになり、早産の原因になってしまいます。

体内に人工物のある方

ペースメーカー、人工心臓弁、人工関節など、体内に人工物のある方は、人工物の表面に口腔内最近由来のバイオフイルム(細菌の膜)が出来てしまいます。

重度の糖尿病や腎臓病の方

糖尿病や腎臓病は、歯周病との相互作用によってそれぞれ病態を悪化させてしまいます。

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3DSの流れ

STEP
1
・問診・カウンセリング・
「お口の中で気になることはないか?」など、いろいろとご質問をさせていただき、患者さまのお話をお聞きいたします。 日ごろ気になっていることや疑問点など、なんなりとご相談ください。
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STEP
2
・唾液検査(サリバテスト)・
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使用する薬剤を選択するために、唾液中の細菌の量を検査します。
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STEP
3
・PMTC・
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3DSはプラーク(歯垢)などが残っている状態で行うことはできないため、専用の器材を使って歯の表面をクリーニングします。可能な限り、歯面からバイオフイルム(細菌の膜)を取り除き、除菌します。

PMTCについて詳しくはこちら
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STEP
4
・マウスピース制作・
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PMTCで歯がツルツルになったところで、歯型をとって患者さま専用のマウスピースを制作します。このマウスピースにより、唾液に希釈されることなく、安全で確実に抗菌剤やフッ化物などの薬を塗布することが可能となります。
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STEP
5
・PMTC+3DS・
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再びPMTCを行い、その後マウスピースに高濃度の殺菌薬(人体には無害)を入れて装着し、5分間はめたまま浸透させます。
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STEP
6
・ホームケア・
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その日から7日間、ご自宅で夜のブラッシングをしたあとかお休みになる前に、低濃度の殺菌薬をマウスピースに入れて5分間装着します。
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STEP
7
・効果の判定とアドバイス・
効果を確認し、患者さまの日常生活やご事情などをお伺いしたうえで、定期的な来院間隔を決定します。
これでお口の中のむし歯菌や歯周病菌が圧倒的に減少し、虫歯や歯周病予防にとても効果を発揮します。
ご自宅でのケアをしっかりと行いながら、定期的に歯科医院でお口のチェックや3DSを実施することが大切になります
sensei

いま、口腔と全身の関係が注目されています

歯周病や進行したむし歯の治療は、単に歯を残す目的だけでなく、歯原性菌血症を防ぎ、病気の始まりの段階をケアする目的が注目されています。

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歯原性菌血症とは?

歯原性菌血症とは、進行したむし歯や歯周病といった口腔内の「傷口」を入口として、血管内に細菌が侵入し、全身をめぐり、身体全体に悪影響を与えることをいいます。

例えば、アルツハイマー型認知症では、患者さんの脳から口腔内由来の細菌(P.gingivalis)の毒素が検出されています。
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歯原性菌血症は、全身の健康と関わっています

歯原性菌血症の関連が報告されている疾患
  • ●がん/脳卒中/急性心筋梗塞/ 糖尿病
  • ●早産/低体重児出産
  • ●アルツハイマー型認知症
  • ●関節リウマチ
  • ●脳脊髄膜炎
  • ●くも膜下出血
  • ●心内膜炎
  • ●血管性肺炎
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  1. ●急性虫垂炎
  2. ●肺腫瘍/肝臓腫瘍/脾臓腫瘍
  3. ●アテローム性動脈硬化
  4. ●腎炎
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3DSに関するQ&A

question_head_girl

ホームケアをしっかりしていれば、3DSやプロのケアは必要ないですか?

doctor2_01_smile

ホームケアをがしっかりできることが理想的ですが、すべて完璧に行うことは難しいものです。健康を阻害する細菌はたくさん存在するため、専門家のチェックは定期的に必要になります。
また、生活習慣病等の影響でお口の状態が悪くなることもあります。

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3DSができない、行ってはいけないケースはありますか?

doctor2_01_smile

歯周病の場合は治療をしっかりと受けてからの実施になります。また、歯が治療中で仮歯の状態の場合はマウスピースを製作できないため、治療が終了してからになります。

whitegirl3_1question

3DSの効果はどのくらい持続しますか?

doctor2_01_smile

患者さんの歯質・症状・体質・生活環境などにもより個人差がありますが、3DSによる予防効果は平均で約4~6ヶ月持続されます。
また、3DSで歯周病の原因菌を取り除くことが口臭予防にもつながるとも考えられています。 (※3DSを行えば、歯磨きをしなくても良いというわけではありません。 あくまでも虫歯や歯周病になるリスクを低くするものです。)

question_head_boy

3DSは健康保険が適用されますか?

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適用されません。3DSによる除菌治療はまだ一部の歯医者でしか行われておらず、また、保険適応外の自費診療になるため、料金については、最寄りの医院にお問い合わせください。
また、この治療を受ける方は、3DS施術前に保険の範囲で出来る歯周病治療を終了している必要があります。そして、他の保険診療と並行して治療する事はできません。(混合診療は法律で禁止されています)

赤は休診日、青は午前のみの診療、緑は午後のみの診療です。
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